このコーナーではメンバーが担当して、さまざまな企画を 展開していきます。むなさんからのリクエストもドシドシ受け付けます。

コムリンのドスコイエッセイ
『レコーディング秘話パート1』

 皆さん、いかがお過ごしでしょうか?
ハッピーな毎日を送っていますか?
えっ?ジャンゴの音楽があれば毎日ハッピーだって?
そりゃそうだ!<( ̄^ ̄)>当然!
ジャンゴサウンドにはみんながハッピーになれるヒミツが隠されているからね。
コムリンのこのコーナーでは、そんなヒミツを皆さんにも少しだけ明かしちゃいましょう。
毎回、1曲をピックアップしてお届けしようと考えています。

さて、今回取り上げる楽曲は「FUNK UP,FUN’N FUN」です。
ライブでも盛り上がる1曲ですよね。
この曲では七條氏が5弦ベースを使用し、重低音で地を這うようなベースサウンドが印象的です。 キレの良いホーンもカッコイイですよね。 他の楽曲にも幾つかあるのですが、この曲は基本になるドラムパターンを一通り録音し、後で細かい部分を重ねて録音してるんです。 その細かい部分というのは、この曲のサビの部分で鳴ってるカウベルという楽器です。
通常、カウベルという楽器はカウベルホルダーと呼ばれる棒状のものに固定して叩くのですが、この曲のレコーディングの際にカウベルホルダーが見当たらなかったのです。 一時はカウベル使用の諦めモードに入っていたのですが、その時救世主が現れたのでした。
カウベルホルダー役を引き受けてくれたのは当時のジャンゴのマネージャーだったのです。
要するに、人間カウベルホルダー状態ですね。
早速、マネージャーと共にスタジオ入りし、僕が叩き易い位置でしっかり両手でカウベルを固定してくれ、 サビの部分の録音がスタートしました。
録音中、妙に緊張してるマネージャーの表情がおもろかった。
そして、無事にサビの部分を録音し終えたのでした。
見事なコンビネーションプレイ。
「FUNK UP,FUN’N FUN」のサビの部分で軽快なリズムが生まれてるのも、マネージャーの陰のナイスプレーがあったからこそです。 このような役目を果たしたマネージャーさんは後にも先にもこの人しかいないでしょう。 この曲のサビで鳴ってるカウベルに皆さんがお気付きかどうかは分かりませんが、一度で良いので耳を澄まして聴いてやって下さい。
そして、当時のマネージャーに「ようやった!」と拍手の一つでも贈って頂ければ幸いです。 しかし、ライブでこのカウベルを再現するのは不可能ですのであしからず。

ちなみに、この曲で一番難関だったのは、最後のサビ前のキメ(タラララ,タラララ,タラララッタッタッタッタ〜ララッタ♪)ってやつでした。 誰だよっ!こんなややこしいキメを考えた奴は!!
多分、どっかの写真で「ねずみ男」のマネをしてた人です。
今後の新曲ではあまり難しい要求をしないで欲しいものです。

話が逸れましたが、今回は「FUNK UP,FUN’N FUN」のレコーディング秘話をお届けしました。
次回の「レコーディング秘話パート2」もお楽しみに。
では!!